国家2種<技術系>公務員試験、論文過去問題を公開します!

みなさん、勉強お疲れ様です。
LEC名古屋校公務員担当の村井です。

今日はいきなりですが、国家2種技術系公務員試験の論文過去問を掲載します。
というのも、昨日技術系の受講生さんから過去の論文の問題を見たいとの希望があったからです。

年度が飛んでいる職種もありますが、とりあえず今分かっている範囲のものを挙げておきますね。
参考にしてください。


■電気・電子・情報職

【平成8年】 日本は地震、台風、火山などによる災害の多い国であり、昨年起こった阪神・淡路大震災は記憶に新しいところである。このような災害の対策に関して、電気・電子・情報技術はいかに貢献することができるかについて論ぜよ。


【平成9年】 インターネットやISDNを挙げるまでもなく、今日の情報化社会を支えている基盤として、情報通信ネットワークは欠かすことのできないものである。しかし、近年、その高度化、大規模化に伴い、各種の問題点も指摘されてきている。あなたが経験したり、身近に見聞した情報通信ネットワークに関する問題点を指摘し、どのような解決方法、将来展望が考えられるかについて述べよ。


【平成10年】 地球温暖化、オゾン層の破壊、砂漠化など地球レベルの環境問題が深刻化している。また、身近な生活の中においても、環境汚染・ゴミ問題など多くの環境の問題が指摘されている。このような環境問題への対処に関して、具体的な問題点を指摘して、電気・電子・情報技術が、いかに貢献することが可能か、今後、必要とされる技術開発も含めて論ぜよ。


【平成11年】 情報通信ネットワーク技術やICカード技術の発達に伴って、一般消費者を対象にしたインターネット型電子マネーやICカード型電子マネーが実用段階になってきた。このような電子的な商取引が本格的に実用化され、世の中に広く受け入れられるためには、いくつかの問題点を解決しなければならない。技術的課題や今後予想される社会的問題を述べ、それにどのように対処すればいいか論ぜよ。


【平成12年】 複雑化する現代社会において、我々はいろいろな危険と隣り合わせに生活している。その中で人工物に関わる危険から人間の命と健康あるいは財産を守るために生まれてきた安全管理上の概念として、フールプループとフェイルソフトという考え方がある。フールプループとは、人間は過ちを犯しやすい存在であるとの認識にたって設計することであり、フェイルソフトとは、たとえ事故や故障が起こっても、何とかオペレーションを続けながら全体としては安全が保たれるように設計し運営することをいう。例えば、自動車のギアチェンジレバーに設けられている誤作動防止機構がフールプループに基づく設計の例であり、災害のときに建物の出口が塞がってしまうことも想定して避難路を複数設けておくというのがフェイルソフトの例である。
電気・電子・情報分野において、このようなフールプループやフェイルソフトという概念が敵用意されている事例あるいは適用すべき事例を挙げ、そこで安全がどのように確保されているかについて述べよ。



■機械職
【平成8年】 都市直下型地震による阪神淡路大震災は、人と建物が集中している大都市に起きた震災としては戦後最大級のものであった。産業施設の地震による被害としては、工場設備の崩壊や機械設備などの転倒、破損が報告されている。また、道路、鉄道および港湾の損壊による交通の混乱や物流の遅滞、さらに電気、ガス、水道および電話などのライフラインの長期にわたる遮断が、産業や生活に与えた影響は測り知れない。
次の3つの中からいずれか1つを選んで、その大地震における被害の現状に触れ、その被害を最小限に抑えるために必要とされる技術的課題と地震対策の将来像を記述せよ。
①産業施設  ②交通・物流  ③ライフライン


【平成9年】 現代の情報化社会の中においては、航空機、船舶、鉄道、自動車など交通機関についてもコンピュータなどを用いた情報化や自動化が積極的に進められている。交通機関へのコンピュータシステムの導入には多くの目的が考えられるが、次に挙げる社会的ニーズA、B、Cの中から1つを選択し、その効果、問題点を踏まえ、コンピュータシステムの導入が、将来どのように行われるべきか述べよ。
A:交通機関に関する環境保全、省エネルギー
B:交通機関の快適性、利便性の向上
C:交通機関の輸送力、輸送効率の向上


【平成10年】 過去100年間に地球全体の平均気温は0.3から0.6度上昇しており、現在のペースで温暖化ガスが増え続けると、2100年には平均気温が1900年時より約2度上昇すると予想されている。このような温暖化の原因として現在問題視されているCO2などの温室効果ガスに対して、その排出量の削減や、吸収・固定に向けてさまざまな国際的会議および技術開発が世界中で行われ、また、国や地方自治体、企業、個人レベルにおいても、それに対する取り組みが必要とされている。現在、日本において、温室効果ガスの排出源の例として、以下の3つが挙げられる。これらのうち1つを選び、その現状、問題点および解決に向けての将来的展望について記述せよ。
1:運輸部門(自動車、船舶、航空機などの輸送機関からの排出)
2:民生部門(家庭内での電力などのエネルギー使用および消費財の消費による間接的な排出)
3:エネルギー転換部門(発電所、製油所などからの排出)


【平成11年】 近年、機械技術・情報技術をはじめとする科学技術は、人間の様々な要求を満たすため研究・開発され、社会に多大なる恩恵をもたらしてきた。しかし、その反面、副作用というべき様々な弊害ももたらしてきた。
以下に挙げる①、②、③のうち1つを選び、それが生み出した恩恵、弊害について、知る限り列挙せよ。また、弊害に関しては、自分で列挙したものから1つ選び、その解決策もしくは軽減する方策について述べよ。
 ①パソコンとインターネット  ②自動車  ③プラスチック製品


【平成12年】 機械文明は人類に多大な恩恵を与えてきた一方で、公害をはじめとする様々な環境問題を引き起こし、近年では地球温暖化現象など地球全体にその影響が及びつつある。従って、今後、機械(システム)は製造段階、運転・使用段階、もしくは廃棄処分する段階において、さらにはその全ての段階において「CO2、NOxや有害物質の排出が少ない」、「資源を再利用している」、「省エネルギー化に努めている」といった環境への影響が少ない環境調和型機械(システム)に置き換えられることが望まれており、そのための新たな考え・発想が現在必要とされている。
そこで、大学などで学んだ専攻学問または興味を抱いている学問などを活かして、今までとは違った新たな環境調和型機械(システム)の創造または既存のものの改良について提案せよ。また、実現するにあたって課題などがあれば述べよ。


【平成22年】 近年、地球温暖化の要因としてCO2が注目されており、CO2の排出削減が世界的課題として認識されている。現在、我が国では様々な分野でCO2の排出削減に関する取組みが行われるようになっているが、運輸部門における現状の問題点および排出削減に寄与する解決策について、自動車、船舶、航空機のうちから1つ取り上げ、機械分野の観点から記述せよ。


■化学職
【平成8年】 昨年1月の阪神・淡路大震災を例に挙げるまでもなく、過去において日本はたびたび大震災に見舞われ、大きな被害を受けてきた。地震の発生が避けられないものである以上、私たちはそれによる被害を最小限にとどめるために最大限の努力をしなければならない。今後も起こり得る地震災害への対策を考えるとき、化学の立場からどのような寄与が可能であるかについて論ぜよ。


【平成9年】 現代におけるコンピュータの発展はめざましく、単に高速で計算を行うだけでなく、データの蓄積、検索あるいは通信まで多彩な能力を持つようになってきている。化学研究、化学教育あるいは化学が関わっている社会活動の分野におけるコンピュータの位置づけ、役割等について、具体例を挙げながら、あなたの考えを述べよ。


【平成10年】 化学は錬金術にその起源を持つと言われ、その歴史に由来する独特の概念や方法論を発展させてきた。しかし、近年、物理学による化学的現象の解明・理論化や酵素や、DNAなどの生体物質や生命現象に関する生物学からの問題提起など、他分野との融合化・学際化の著しい傾向が見られている。一方、今日、地球温暖化等の環境問題は早急に解決すべき課題となっており、化学の役割が期待されているが、科学の1つの分野だけではその解決は難しいと予想されている。そこで、地球環境問題に対する化学の役割というテーマについて、特に他分野との融合・学際的領域からどのような貢献ができるか論ぜよ。


【平成11年】 化学者は数多くの化学物質を生み出し、人類はこれらから多くの恩恵を受けてきたが、逆に近年いわゆる「環境ホルモン」と呼ばれる化学物質が、人類の生存にとって大きな問題として取り上げられている。現時点では「環境ホルモン」とそれが生体に与える影響との間の相関は必ずしも明確にはなっていないことが多いが、20世紀が「科学技術の発展の世紀」とすれば、21世紀は「人間及び環境と科学技術の調和の世紀」であるといっても過言ではなく、科学に携わる者は、今まで以上に科学技術が人間や環境に与える影響を考えなくてはならない。そこで、「環境ホルモン」の問題に対して、化学を学んだ者としてどのようなアプローチができるか、考えていることを述べよ。


【平成12年】 21世紀が間近に迫って来ているが、20世紀後半における科学の驚くべき発展を振り返ると、21世紀の科学がどのような方向へ進んで行くのかを予想することは極めて難しい。そのような状況において重要視されるのは、どのように変化にも対応できる「基礎的な力」であると言える。化学における「基礎的な力」とは何か、あなたの考えるところを述べよ。また、それを身につけるためには、どのような教育が望まれるか、あなたの最近受けた教育又は将来受けてみたいと考えている教育に関連付けて、具体的に論ぜよ。


【平成16年】 20世紀の科学技術の進歩は予想されたものよりも著しく速く、そして極めて広い分野で長足の発展を遂げた。実用的な科学技術として知られている化学も、ある時は光となって他の分野を導き、ある時は陰となって他の分野の発展を支えながら進歩してきた。21世紀に入った現在、今世紀中に大きく発展すると思われる化学を利用した技術について予想し、それが社会や人々の生活、文化などにどのように貢献するか、あなたの考えるところを述べよ。


【平成17年】 ここ10年のIT技術の発展と情報インフラの整備は目を見張るものがある。我々はいまや部屋にいながらにして、大量の情報を瞬時にして得ることができるようになった。そこで、「化学とインターネット」というテーマで、インターネットの普及が化学の教育や研究活動にどのような影響を与えてきたか、また今後与えるであろう影響について、考えるところを述べよ。


【平成18年】 今日の便利で豊かな生活は科学技術の発展に支えられており、化学もその一翼を担ってきた。しかし、それと同時に、化学物質の氾濫による健康被害や環境破壊、生態系の異常など負の遺産も顕在化してきた。今にして思えば、化学の成果を適切に運用・対処していれば、前述のような弊害を軽減・回避できた可能性もある。そこで、もしここにタイムマシンがあって過去を操作できるとすれば、化学の成果や当時の運用方法の何をどのように変えるべきと考えるか。具体例を挙げてあなたの考えを自由に述べよ。


【平成19年】 化学における発明、発見、技術開発の成果を一般に広く紹介することを目的に「安全・安心な暮らしに貢献する化学」と題した催しが開かれることになった。この催しに、あなたも発表者として参加するとして、これまで学んできた化学の知識や技能を活かした発表(講演、実演、展示など)を計画し、その概要を説明せよ。なお、計画の説明には以下の項目を含めること。
1.発表のタイトル  
2.聴衆の対象と規模 
3.発表の具体的内容  
4.伝えたいポイント
5.4のポイントを確実に伝えるための工夫


【平成22年】 化学は物質を対象とする学問であることから、普段の生活の中で体験する現象も化学的に説明できることが多い。化学を専門的に学ばなかった社会人から、次の質問①~④をされたとする。質問①~④のうちから1つを選び、その質問への回答案を作成せよ。
質問①: 水と油を振り混ぜても、しばらく放置すると再び分離してしまうのはなぜか。
質問②: 氷に食塩を加えると、その温度が0℃より低くなるのはなぜか。
質問③: 温泉でセッケンが泡立ちにくいことがあるのはなぜか。
質問④: 牛乳が白く見えるのはなぜか。
なお、答案には、次の項目を含めること。
1:回答する質問の番号
2:化学を専門的に学んだ者向けの簡潔な答え
3:化学を専門的に学ばなかった社会人に説明する場合の回答案
4:3の回答案作成に当たり留意したこと



■農学職
【平成8年】 我が国の食料自給率(供給熱量自給率)は図のように推移してきている。今後、食料自給率の低下に歯止めをかけるための、あなたなりの解決方策を、農業技術面または農業政策面から具体的に述べよ。


【平成9年】 我が国の農業・農村においては、ウルグアイラウンド農業合意を受けた新たな国際環境を迎え、21世紀に向けて持続的発展を遂げていくために、これまでになかった革新的な農業新技術開発・普及を必要としている。そこで、あなたが考えるところの農業における革新的な未来技術を、その開発・普及の背景や必要性を明らかにしつつ、作目または分野を特定して具体的に述べよ。


【平成10年】 平野の周辺部から山間部に至る中山間地域は、国土面積の約7割を占めるとともに、全国の農業粗農業生産額、農家数の約4割を占めるなど、農業生産の場として、さらには国土・自然環境の保全などの面においても重要かつ多様な役割を果たしている。一方で、このような中山間地域では、農産物の生産・販売にあたって、その自然的条件から傾斜地が多く平坦な耕地が少ない、農地の整備が遅れている、消費地から離れているなどの不利な場合も多い。また、農家数や農業労働力の減少、高齢化についても、中山間地域においては平地農業地域に比べて一段と進行している。
いま、あなたがある中山間地域の農業を活性化させ、豊かで住みよい農村を創り上げるとするならば、どのようなことに取り組みたいか、中山間地域の農業などの現状、課題を適宜設定した上で、できるだけ具体的に述べよ。なお、農業の振興を中心に地域の活性化を進めることとし、農村社会の活性化のために、他産業の振興、生活環境の整備、地域外の都市住民との交流などについても、必要があれば記述しても差し支えない。


【平成11年】 我が国の食料自給率は、年々減少を続け、平成9年現在、供給熱量自給率で41%、穀物自給率で28%と主要先進国の中で最低の水準である。また、穀物自給率は、世界178の国・地域の内の135位である。そこで、食料自給率の低下が及ぼす影響と、それに関して取り組むべき課題と解決方法について述べよ。


【平成12年】 21世紀の我が国では、更なる情報化・技術開発の進展により農業・農村が変化していくと考えられる。そこで、今後10~20年後を見通して、行政または生産者の立場からどのような情報化と技術開発の進展を図るべきか、具体例を交えて論述せよ。


【平成19年】 我が国はカロリーベースで食料の6割を海外に依存し、しかも特定国への依存度が高く、輸入先国の作柄等の変動による影響を受けやすいなど、食料供給構造は脆弱性を内在している。こうした中で食料の安定供給を将来にわたり確保していくには、国内農業の持続的発展が不可欠である。そのためには、貿易自由化の流れの中で、我が国の消費者が選択するような国産農産物・食品を生産することが重要である。このような状況を踏まえ、以下の問いに答えよ。
①輸入農産物に比べて国産農産物が優れている点、不利な点を2つずつ挙げて、簡潔に説明せよ。
②次のうちから、あなたの立場(下記※印)を選択し、輸入農産物に対する国産農産物の競争力強化のため、何をどうすべき、何が足りないといった「重点的に取り組むべき課題」を1つ設定して、その課題を挙げた理由及びそれを解決するための方法について具体的に述べよ。解答は農産物全般に関するものでも、特定の品目(例:穀物、米、野菜、畜産物、牛肉など)に着目したものでも構わない。
※生産者、研究者、行政担当者(国又は地方)、流通・加工・小売業者


【平成23年】 遺伝子組換え農作物に関する以下の問いに答えよ。なお、本問において、遺伝子組換え農作物には、食用に供する以外の、飼料作物や花きなども含むものとする。
(1) 遺伝子組換え農作物をめぐる世界及び我が国の状況について、以下の①及び②の項目ごとに簡潔に述べよ。
 ①世界及び我が国における遺伝子組換え農作物の栽培及び利用状況
 ②我が国における遺伝子組換え農作物に関する安全性評価の仕組み
(2) (1)を踏まえ、我が国において、遺伝子組換え農作物に関してどのような方策を講じるべきか、その理由とともに、あなたの考えを述べよ。


【平成24年】 我が国においては、基幹的農業従事者の平均年齢が66.1歳(平成22年)と高齢化が進展する中、持続可能な力強い農業を実現するには、青年新規就農者を増加させ、将来の我が国の農業を支える人材を確保することが重要とされている。このような状況を踏まえ、青年新規就農者を増加させるために講じるべき施策について、その施策を講じるべき理由(背景)とともに、あなたの考えを述べよ。なお、ここでいう青年新規就農者とは、39歳以下の農家子弟及び非農家出身者の両方を含む新規就農者とし、また、形態としては、自営就農者のみならず、法人などへ雇用される雇用就農者も含むものとする。(2013/3/6付記)
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

公務員に関すること、何でも質問してください。
LEC公務員コース生の方は、ご相談、ご質問、何でも承ります。お気軽にこちらに入力してください。LEC生ではなくても、受講に関するご質問に限り承ります。(公開されることはありません。)

会員番号・お名前(必須):
メールアドレス(必須):
件名:
本文:

このブログの使い方♪
プロフィール

LEC名古屋校

Author:LEC名古屋校
↑画像について:さあ、いよいよ今年は受験年!前のみを見つめて、ひたすらに勉強に励みましょう!!LECも応援しています。

~東海地方の
  公務員受験生集まれ!~


公務員試験予備校、LEC(レック)名古屋駅前本校の公務員情報ブログです。

勉強方法から受験情報、面接対策まで、東海地方に特化した盛りだくさんの情報をお送りしています。

行政系公務員はもちろん、心理福祉系や技術系公務員も幅広く取り扱っています。

★LEC名古屋駅前本校★
名古屋市中村区名駅3-26-8
KDX名古屋駅前ビル(受付6F)
052-586-5001

カテゴリ
検索フォーム
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
使える!公務員リンク集
FC2カウンター
ジオターゲティング

目指せ、400アクセス/day!
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード